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チャコちゃんの日記の作品紹介です。

 


チャコちゃんの日記について
キャラクター
エピソード
ドラマのチャコちゃんシリーズ
チャコちゃんとの十三年間(今村洋子さん)

チャコちゃんの日記の単行本一覧はこちらへ


 



【チャコちゃんの日記について】
今村洋子さんの代表作といえば、年代によって「ハッスルゆうちゃん」や「ぺちゃこちゃん」と言う方もいるでしょう。
実際どちらも人気があった作品で、私が一番好きな今村作品も「ハッスルゆうちゃん」です。
「ぺちゃこちゃん」の方は始めて読んだ今村作品で学年誌の「小学一年生」で毎月読んでいた世代です。
でも、「チャコちゃんの日記」はタイトルや掲載紙をかえながらも昭和32年から昭和45年まで13年間もの長期間、連載が続いた作品で、四方晴美さん主演でドラマ化もされました(チャコちゃんシリーズ)。 
やはり「チャコちゃんの日記」が今村さんの代表作といえると思います。
今村さん自身も初めての連載であり、また、「チャコちゃんは子どもの頃の私がモデル」と述べているように大変思い入れがあるそうです。

チャコちゃんの日記のはじまりは昭和32年10月号から「少女」に連載された「クラスおてんば日記」です。読者から投稿されたエピソードを今村さんが脚色して漫画にするという形式で、昭和34年新年号にタイトルが「ピンちゃんおちゃめ学級」にかわりピンちゃんが主人公になり、7月号からチャコちゃんの日記にかわりました。
実際にチャコちゃんが主役になったのは6月号からでそのときのタイトルが「チャコちゃんの”長島のホームラン」だそうです。その後、「少女」休刊にあたり、少女での連載は昭和38年3月号で終了、昭和38年6月号から連載の場を「りぼん」にうつすことになります。
「りぼん」での連載も昭和41年3月で突然終了、しばらく休載したあとにこんどは小学四年生に昭和42年6月号から昭和43年3月号まで続きます。
あいだをおき昭和43年6月号から昭和45年3月号まで「新チャコちゃんの日記」として連載されました。
以上の他にもたくさんの別冊付録として作品が発表されたため、「チャコちゃんの日記」をすべて読むのは今村さんが全集でも出さない限り無理かもしれません。また出せたとしても、いろんな出版社から発表されていて、(中には倒産したところもある)原稿自体もすべて残っているのかわかりません。
今は、オンデマンドやネット配信など昔の作品でも手軽に復刊することができるようになったので、今村さんにはぜひ全巻を復刊してもらいたいですね。

※(チャコちゃんの日記なりたちの経緯についてまんだらけ札幌店の大井氏のコメントを引用しました。
http://www.mandarake.co.jp/information/weblog/spr/vin/nicky.cgi?DT=20071203A)


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【キャラクター】
チャコちゃん(山本久子)
小学五年生。ちょっぴりおてんばでおっちょこちょいでやきもちやき。でも弟思いのやさしい子。

ボクちゃん(山本ヒロシ)

小学一年生。チャコちゃんのわんぱくでかわいいおとうと。ちゃっかりしている。

パパ

こどもたちにとてもやさいしパパ。会社の部長さん。

ママ
ちゃっぴり厳しいけどやさしいママ

おばあちゃん
とてもやさしいおばあちゃん

ヒゲさん
チャコちゃんの家に下宿しているヒゲを生やした大学生。何度も留年している。

長島くん(長島茂雄)
チャコちゃんの同級生でボーイフレンド

ヨッちゃん
チャコちゃんの同級生でおともだち

サッちゃん
チャコちゃんの同級生でおともだち

大ちゃん
チャコちゃんの同級生でおともだち

九ちゃん(岡本九)
チャコちゃんの同級生長島くんのいとこ。
めがねをかけた子でおしゃべり。チャコちゃんが好きでチャコちゃんに弱い。


鉄ちゃん
チャコちゃんの同級生でおともだち

江利みちえさん
チャコちゃんの同級生。歌がうまくてチャコちゃんと文化祭て゜演じるオーロラ姫の役を争そった

クミちゃん
ボクちゃんのボーイフレンド。ちょっぴりおませ。

タケシちゃん
ボクちゃんの同級生。横町のお菓子屋の子でガキ大将

加代ちゃん
チャコちゃんの同級生でラーメン屋の子。血統書付きの犬を飼っている。

長島くんのおかあさん
とてもやさしくて気の利くおかあさん。

春山先生
チャコちゃんの担任の先生で途中から旦那さんの転勤で学校をやめてしまう。

後藤先生(後藤又衛門)

チャコちゃんの担任で図工の先生

おむかいのおくさま
チャコちゃんの家の向かいに住むおくさん

花子ちゃん
チャコちゃんの家の向かいに住む女の子でボクちゃんのともだち

みちこちゃん
ボクちゃんの前の席に座っている目のぱっちりした子。ボクちゃんが好きらしい。

岡本次郎
画伯とよばれている売れない画家

エレンさん
さっちゃんのおにいさんのともだちで外国人

ヨシオ
長島くんのおいっこでとてもいたずら好き。インスタントラーメンが大好き。

チイタン(チイコ)
長島くんのおいっこでタマゴやきが大好き

チョビ

チャコちゃんの家で飼っている犬。ボクちゃんが拾ってきた。

桜屋敷のおじいさん
坂の上の桜の木にかこまれたお屋敷に住むおじいさん。
お手伝いのばあやさんと二人暮らし。奥さんと子供を一度に事故で亡くして以来、カラに閉じこもってしまって誰とも会わず、とても頑固だったが、チャコちゃんの努力のおかげで心を開くようになった。

桜屋敷のばあやさん
桜屋敷のお手伝いのばあやさん。とてもやさしい。

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【エピソード】
※チャコちゃんの日記は連載が少女(光文社)、りぼん(集英社)、小学四年生(小学館)と3度もかわり、また別冊付録でも多く出たので、エピソードの順番がまったくわからない状態です。単行本として掲載されているものも年代の前後がバラバラのようなのでエピソードは五十音別に並べました。今後、単行本、別冊付録を入手しましたら随時追加していきたいと思ってます。

あきれた重病人
    
あたし知ってんだけどなァー (りぼん1965年5月号)
      
あたしショボクレちゃってんの (りぼん1964年1月号)
お正月早々チャコちゃんは元気がありません。
実はチャコちゃん、暮れに熱を出してしまって長島君や九ちゃんたちと約束していたスキーに行けなくなったからなのです。
そんな時、スキーに行ったはずの九ちゃんがチャコちゃんのお見舞いにやって来ました。
九ちゃんはチャコちゃんがスキーに行けなくなったのでつまらないと思って、行くのをやめたようです。
退屈していたので大喜びのチャコちゃんは九ちゃんを大いにもてなしますが途中、長島くんから来た絵はがきを見て、気になったのか再び落ち込んでしまいます。
見かねた九ちゃんはある作戦を考えました・・・・。


頭がよくてこまるんだなあ (りぼん1963年12月号)
チャコちゃんが新聞配達のアルバイトを始めました。クリスマスプレゼントに2万円の皮のコートをおねだりしたけど駄目だと言われたので、てっきり自分で稼いで買うつもりでアルバイトを始めたんだとみんなは思っていたのですが、チャコちゃんはある作戦を考えていたのです・・・・。

あまりぜいたくゆうんでないの (りぼん1966年1月号)
          
あらァ どうなってんの!? これぇー (りぼん1964年2月号)
お父さんが町田さんから車を借りて、チャコちゃんとボクちゃんをゴルフに連れて行くことになりました。
ところがこの車すごいポンコツでなかなかエンジンがかかりません。ようやくゴルフ場に着いた頃にはもう大部時間が経っていました。気を取り直してゴルフをしようとしたら今度は雨がふってきました。結局ゴルフができなかったので、すまないと思ったおとうさんはチャコちゃんたちにせめておいしい物を食べさせて、帰りに映画を見せていこうとしたのですが、肝心の財布を忘れてきて・・・・・。


いやぁ・・・まいったまいった (りぼん1965年3月号)
体育がひとつだけなんだけど通信簿があがったチャコちゃんは大喜び。ハッスルして家のお手伝いをいろいろしますが、調子にのりすぎて失敗ぱかりです。よけいなことをしなでいいからじっとしていなさいと怒られるチャコちゃん。そんなとき、チャコちゃんの誕生日が近づいてきました。それなのに誰も誕生日の会話ひとつしてくれません。さみしくなったチャコちゃんは・・・・・。

一おし二おし三におし (りぼん1964年4月号)
チャコちゃんたちがいつも遊んでいる空き地にアパートが建つため使えなくなってしまいました。
そこでみんなは坂の上にある別の空き地をあたらしい遊び場にしようと考えますか゜、その持ち主のおじいさんがとんでもない頑固で全く相手にしてくれません。その家のお手伝いのばあやさんと知り合いのチャコちゃんは私がなんとかすると言ってあの手この手でしつこくおじいさんを説得します。
そのおじいさん、実は奥さんと子供を一度に事故で亡くしていて、それから自分のカラに閉じこもってしまって他人と全く接触しなくなったらしいのです。
本当はひとりぼっちでさびしいおじいさん、チャコちゃんを毛嫌いするそぶりをみせながらも、次第に来るのを楽しみに待つようになってきました・・・。


エレキでテケテケテケ (りぼん1966年2月号)
    
ハイどうぞ X’mas プレゼントお正月はガメツクいこう
         
おばあちゃん!ハッスルしてよ
      
お化けでヒャー (りぼん1965年7月号)
       
お見合いの秋
         
かぜひいてつまんない
      
カメラでバッチリ!! (りぼん1965年4月号)
チャコちゃんが雑誌のフォトコンテストで一等になり、商品のカメラをもらいました。あじをしめたチャコちゃんはこのカメラでいろいろおもしろい物を撮って商品をがっぽりもらおうと考えました。ところが撮るものといったら、家族のいねむりやあくび、お風呂のシーンなどへんなものばかり。みんなは何を撮られるのかおっかなびっくりで、いてもたってもいられません・・・・。

キャッ!手をたたいちゃだめ!(りぼん1964年11月号)
           
ケーキでクルシミマス(りぼん1965年12月号)
      
こんなはずではなかったのよォ!? (りぼん1963年10月号)
チャコちゃんたちは文化祭で眠れる森の美女のミュージカルを演じることになりました。転校してきたばかりの九ちゃんをうまくとりこんでオーロラ姫の役を投票でかちとったチャコちゃんは大喜び。それは相手の王子様役が長島くんだからです。ところが文化祭まであとわずかという時になって長島くんが病気になってしまい、チャコちゃんはがっかり・・・・。

しゃくでにくくてぶってぶってやりたい男の子 (少女 1963年2月号)
        
すご〜い男の子がやってきた
     
ステキなお医者さん
    
すてきなお兄さん
        
すてきなおひなさま (りぼん1966年3月号)
      
チャコだあ!よろしくね (りぼん1963年6月号)
オリンピック道路拡張のためチャコちゃんたちの一家は引っ越しをすることになりました。
クミちゃんはボクちゃんとの別れを惜しんで花束を贈りましたが、チャコちゃん達の引っ越し先は前の家から500mしか離れていないのです・・・・。

++++ひとこと++++
オリンピックというのは東京オリンピックですね。オリンピック道路拡張で引っ越しというエピソードからも高度成長期の日本の勢いというものが感じ取れます。
チャコちゃんのパパは部長さん。東京オリンピックの前に電話やテレビ持っていて、応接間やダイニングキッチンなんてかなり良い生活をしているようです。


チャコは芸術家 (りぼん1965年10月号)
美術の秋。チャコちゃんが外で絵を描いていると岡本次郎という画家が、チャコちゃんに絵のモデルになってくれと声をかけてきました。承諾して画家のアトリエ?に行ったチャコちゃんはすごく汚くてびっくり。それでも絵のモデルになったチャコちゃん。画家は1日で作品を仕上げてしまいましたが、かんじんの作品の出来ばえは・・・・。

ちょうしにのるんでないの (りぼん 1964年6月号)
ボクちゃんが長島くんから柔道を習うことになりました。中学生の不良によくいじめられているチャコちゃんは身を守るためにいっしょに習い始めますが、初日にさんざん投げられたせいで翌朝は全身が痛くてもうギブアップです・・・。

チントンシャンとおどっちゃお
       
つぎ行こうといいたいよう!! (りぼん1963年9月号)
今年も夏休みの終わりになってからあわてて宿題の山を片付けているチャコちゃんはボクちゃんやヒゲさん、おばあちゃんに手伝いをさせて、残りの図画を外で描くことにしました。、チャコちゃんが絵を描いていると、若い男の人が声をかけてきて、絵をアドバイスしてくれました。チャコちゃんはしめたとばかりにその人に宿題の絵を描いてくれとお願いしますが、じつはそのひとは・・・・。

強きもの汝の名は女なり
チャコちゃんたち女の子のグループは、夏休みに九ちゃんの別荘へ遊びに行くことになりました。ところが長島くんたち男の子のグループもいっしょに行くようです。じつは最近、男の子のグループと女の子のグループは仲がわるくていつもケンカをしていました。八方美人の九ちゃんは間にはいって大変。さて、ヒゲさんの引率でみんなは別荘へ行くのですが、ついてみたらびっくり。そこは別荘とよべたものではなくて、古くて汚い農家の空き家なのでした。そこで仲の悪い男の子たちと女の子たちの共同生活が始まります・・・。
デラックスな子どもの日
    
てんで頭にきちゃうでないの (りぼん1963年7月号)
朝寝坊したり忘れ物が多くていつも怒られているチャコちゃんに比べてボクちゃんはとてもよく気が付いて家のお手伝いもよくやってくれます。いつもボクちゃんと比較されておもしろくないチャコちゃん。じつはボクちゃんは電気機関車のおもちゃを買って欲しくて一生懸命お手伝いをしていたのでした。ところがある日お父さんの大事にしている高いお皿を、ボクちゃんが割ってしまいました・・・。

どう!?ちょっとは見なおした? (りぼん1965年2月号) 
チャコちゃんとボクちゃん、おとうさん、ヒゲさんの四人でスキーに行くことになりました。
スキー場でチャコちゃんとボクちゃんは熊に出会い、逃げ回っているうちに迷子になりました。そのうち吹雪になってきたのでほらあなを見つけたチャコちゃんたちはそこに非難しますが、そのあなは熊のすみかだったのです・・・。


どうもおかしいと思ったワ (1965年11月号)
        
とんだ大公望! (りぼん1964年5月号)
おとうさんがチャコちゃんたちを川に釣りに連れていくことになりました。
釣り堀ではよくよく釣れるチャンちゃんですが、川では一匹も釣れません。ところがとなりで釣っているボクちゃんは大漁、おとうさんや長島くんもそこそこ釣れています。おもしろくないチャコちゃんは帰ると言い出しました・・・・。


とんだ宝さがし (りぼん1965年8月号) 
チャコちゃんがチョビをつれて散歩していると、チョビが木の下で何かを堀り始めました。
そこから出てきたのは小さな箱に入った地図でした。宝地図に違いないと思ったチャコちゃんはみんなに気付かれないようにこっそり地図のとおりに宝物を探しはじめした。ところが出てきたのは・・・・。


にくらしい年上のライバル
        
ハイどうぞ X’mas プレゼント
        
バカンスだハリきっていこう (りぼん1963年8月号)
チャコちゃんたちはおともだちとみんなでプールに行くことになりました。
ところがプールは満員でとても泳ぐどころではありません。せっかく長島くんが見立ててくれた水着を着ることができなくて残念なチャコちゃん。そんなとき、九ちゃんがいい知らせをもってきました。
九ちゃんの親戚の家にはプールがあってそこで泳がせてくれるというのです。大喜びのみんなですが、ところがその家は・・・・。


パパめんどうみてやってるでぇ (りぼん1965年9月号)
        
ハプニング・ハイキング
         
ハローみなさんハウドゥユードゥー (りぼん1964年10月号)
          
ふたりのチャコ
        
ベビーちゃんだけが知っている
      
ぼくはベビー級チャンピオン (りぼん1963年11月号)
ボクシングを見るのは好きだけどやることは苦手なボクちゃんはある日、緑町の子とケンカをしてさんざんやられて帰ってきました。やられっぱなしなんてだらしないとチャコちゃんはあきれます。でも、実はその子、小学生なのにボクシングを習っていたのです。
そこでチャコちゃんはボクちゃんを鍛えて、ボクシングの試合でその子を倒させてやろうとトレーニングを始めました。ところが、食事制限と激しいトレーニングをしているにもかかわらず、ボクちゃんの体重は減るどころか逆に増えてきています。どうもおかしいと思ったチャコちゃんがボクちゃんのあとをこっそりつけて見ると・・・。


 
ボク骨おっちゃった
ママにユニホームを作ってもらったボクちゃん、野球をやりたくて長島くんに頼んでなんとか野球チームのララミーズに入れてもらいます。小さいのに練習にちゃんとついていったボクちゃんは、練習が終わってみんなが休憩しているときでも片付けやお水を配ったりとても気が利いていて、みんなはとても関心しました。
そんなある日、ララミーズはドントコイズと試合をすることになりました。ドントコイズ1点リードで迎えた九回裏のララミーズの攻撃もツーアウト。最後のバッターは、その日は三振やエラーばかりで調子の悪いチャコちゃんです。三振して恥をかきたくないチャコちゃんは手が痛いと仮病をつかってベンチに戻ってしまいました。かわりのバッターがもういなくなったララミーズ。長島くんは代打にボクちゃんを起用しました・・・・。


まかしとけボクにはわたしがついている (りぼん 1964年7月号) 
ボクちゃんがママから何度もおこずかいをもらおうとおねだりしています。
今日はすでに20円も使っていて、チャコちゃんからも20円を借りていました。何が欲しいのかママとチャコちゃんが問いただすとチャコレートとかガム、アメなどととぼけてごまかしてしまいます。
その後、部屋をそうじしていたチャコちゃんは部屋の中をアリたちがボクちゃんのベッドに入っていくのを見つけました。ボクちゃんのふとんをとってみるとそこにはたくさんのお菓子が食べないままとけていて、まわりにはアリがたかっていました。ボクちゃんのお目当てはどうやらお菓子ではなくておまけのワッペンのようでした。


負けないでね 長島くん
     
みんなまとめてめんどォみたよ! (りぼん1964年3月号)
長島くんのおねえさんたちが出かけるのでその間子供たちの面倒を見ることになった長島くんは一人では手に負えないのでチャコちゃんに応援をたのみます。ところがこの子供たち、とんでもないわんぱくで二人はてんてこ舞い・・・・・。

虫歯が痛いよォー (りぼん1965年6月号)
     
モーレツ台風大作戦よ
     
もてるっていい感じ (リボン1965年1月号)
      
夢の島でバケーション (りぼん1964年8月号)
ヒゲさんがチャコちゃんたちを知り合いの人が持っている無人島に連れていくことになりました。そこは海が綺麗で小屋もあるそうなので、チャコちゃんたちは大喜び。ところが島に行ったら小屋は汚くて雨もりはするし、海でおよげばくらげがいっぱい・・・・。

よォし!それならば (りぼん1964年9月号)
チャコちゃんにいつもからかわれているボクちゃんは、しかえしをしてやろうと、チャコちゃんの部屋にともだちが来たときにこっそりテープレコーダーを仕掛けました。ママに図書館に行くとうそをついて映画に行く計画を録音されたチャコちゃんは、ボクちゃんの言いなりになってしまいます。しかし、チャコちゃんがいつまでもおとなしく言うことを聞いているはずがありません・・・。

わたしも宝石にはよわいんだ (りぼん1964年12月号)
    
ワンかっちゃいるけどやめられない!
ある日、チャコちゃんが物置の前でお菓子を食べていると、物置の中からおしっこが出てきました。
中をあけて見るとそこには小さな野良犬がいたのです。その野良犬はボクちゃんが拾ってきて隠していた犬なんですが、きたない野良犬だったのでチャコちゃんは外に放り出してしまいました。
次の日、ペットショップの前で犬を見ているボクちゃんを見かけた長島くんは「そんなに犬が好きならかわいい犬をプレゼントしてあげよう」と約束します。ところが長島くんが持ってきた犬はチャコちゃんが表に放り出した野良犬、チョビなのでした・・・・。

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【ドラマのチャコちゃんシリーズ】
ドラマのチャコちゃんシリーズは、昭和37年10月の「パパの育児手帳」から始まりました。
その後昭和43年の「チャコとケンちゃん」まで続きます。このシリーズはその後宮脇康之さん主演のケンちゃんシリーズへと引き継がれていきますが、私もどちらかというとケンちゃんシリーズの世代。妹役のトコちゃんと同世代でよく見ていました。チャコちゃんシリーズは再放送でしか見たことがありませんでした。


【チャコちゃんシリーズ一覧】
   
パパの育児手帳 昭和37年10月15日〜
昭和38年5月14日
チャコちゃん(四方晴美)
パパ(安井昌二),ママ(小田切みき)
チャコちゃん社長 昭和39年7月17日〜
昭和39年10月2日
チャコちゃん(四方晴美)
パパ(多々良純),ママ(伊東ゆかり)
チャコちゃんハ〜イ! 昭和40年2月4日〜
昭和41年1月27日
チャコちゃん(四方晴美)
パパ(佐藤英夫),ママ(高田敏江)
チャコちゃん 昭和41年2月3日〜
昭和42年3月30日
チャコちゃん(四方晴美)
パパ(安井昌二),ママ(小田切みき)
チャコねえちゃん 昭和42年4月6日〜
昭和43年3月28日
チャコちゃん(四方晴美),ケンちゃん(宮脇康之)パパ(佐藤英夫),ママ(高田敏江)
チャコとケンちゃん 昭和43年4月4日〜
昭和44年3月27日
チャコちゃん(四方晴美),ケンちゃん(宮脇康之)パパ(佐藤英夫),ママ(高田敏江)

【当リストはテレビドラマデータベースから引用しました。】
http://www.tvdrama-db.com/

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【チャコちゃんとの十三年間】
「チャコちゃんの日記」を始めたのは、今から、そう・・・・とにかく大部昔のことで、本当に懐かしいですねえ。なにしろ、私は結婚して一年目に子供が産まれるまで、文字通り「チャコ・・・・」以外の仕事はやってなかったので、文字通り「チャコ・・・」に明け「チャコ・・・・」に暮れる毎日でした。
父(今村つとむ)が、漫画家だったので、父の仕事を手伝っているうちに、気が付いたら自分も漫画の仕事をしてしたというような訳で、恵まれていたというのか、厳しさが足りないというか・・・・。

とにかくそんな風だから、当時人気のあった「少女」から連載の依頼があった時も、嬉しさの反面、いいところ一年も続くだろうかと、まるで自信がなかった。それが、十三年間(その間「少女」が廃刊になり、集英社の「りぼん」、小学館の「四年生」と掲載紙は変わった)も続くなんて、夢にも思いませんでした。初めての読切り連載、それも、ホームドラマ調でという注文です。(当時、漫画でホームドラマというのは、ほとんどありませんでした)そこで、当時TVで人気のあったアメリカのホームドラマ「パパはなんでも知っている」や「ママは世界一」等を下地に、ごく平凡な中産階級の、ごく平凡な愛すべき女の子が、家庭や学校で引き起こす失敗や、笑いの数々を綴った日記を漫画という形で「チャコちゃんの日記」が出来上ったのです。

主役のチャコちゃんは、私の子供の頃がモデル。(もっとも、母などはこんなに可愛くなかったなどと、多少、異論があるようでしたが、なあに、自分の事は自分が一番良く知っているものです)弟役のボクちゃんは、私の弟と妹の二人を足して二で割り、余った憎らしさを引いて、可愛らしさを加えたような子供にしました。
チャコちゃんのお友達の長島くんは、私にも少女時代こんなボーイ・フレンドがいたらなあ・・・・という思いをこめて作った人物、当時、最高の人気者だった、巨人軍へ入団ホヤホヤの長島茂雄選手(現在、巨人軍監督)の、せめてお名前だけをと拝借致しました。

(二見書房サラ文庫第一巻あとがきより 昭和51年当時)


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